こちらの記事では、心理カウンセラーの管理人が、元カレと復縁する時に最適な冷却期間について体験談も踏まえてお伝えします。
彼氏と別れちゃってツライ…今すぐ復縁したいけど、冷却期間ってどれくらい必要なの…?
私は今の旦那と同棲解消から復縁し、結婚しました。復縁するには、絶対に冷却期間が必要です!
冷却期間が必要な理由は、心理的な興奮を冷ますため
別れ話の直後は、男女ともに心理的な興奮状態にあるため、気持ちを落ち着けるために冷却期間が必要です。
この興奮状態をいかにうまくリセットできるかによって、復縁できる確率は変わってきます。
カラーバス効果
男性は彼女と別れる時、彼女の悪いところしか見ようとしません。付き合っていた時に楽しい思い出がどれだけあったとしても、その思い出は別れ話の時は浮かんでこないのです。
この心理的な傾向は、「カラーバス効果」と呼ばれています。
カラーバス効果とは、1つのことを意識すると、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のことをいいます。
カラーバス効果は認知のゆがみであり、一種の興奮状態です。
この「悪いところばかりが目に付く」状態をリセットするためには、関係を完全に断ち切る冷却期間が必要になります。
一貫性の法則
一貫性の法則とは、「人間は本来、自分に対して一貫した存在でありたい欲求を持っている」法則のことです。
彼女を振る男性でいえば、「一度別れると決めたんだから、その覚悟はカンタンには曲げられない」みたいな感じですね。
別れた直後はこの法則が強く働くので復縁は難しくなりますが、ある程度の冷却期間を置けばこの法則の影響は弱まっていきます。
つまり、復縁の可能性が上がるということですね。
冷却期間を経て心理的な興奮が冷めると、復縁の確率が上がる理由
冷却期間をしっかりと守れば、彼の心理状態が復縁に良い方向に動きます。
認知的不協和
カラーバス効果の呪縛から解放されると、元カレは元カノのことを考え始めます。
- 元カノとのディズニー楽しかったな…
- そういえば毎週カラオケ行ってたよなぁ…
- 元カノが作ってくれたご飯、美味しかったな…
元カノのことを考えれば考えるほど、元カレは「あれ?俺ってやっぱり元カノが好きだったんだ」と思うようになります。この心理は、「認知的不協和」によるものです。
認知的不協和とは、矛盾する2つのことを同時に抱えた状態のこと。人はこの矛盾を解消するために、自分の態度や行動を変更します。
この場合の矛盾する2つのこととは、
- 彼女と別れた事実
- 元カノのことがまだ好きという事実
であり、この2つの矛盾を解消するために「彼女と別れた事実」を変更し、元カノとよりを戻す可能性があるということです。
ただ、この逆(別れた事実を優先して好きな気持ちを消す)もあり得るので注意してください。
冷却期間の長さは、カップルによって違う
でも、冷却期間てどれくらい置けばいいの?
別れ方や別れる前の親密度(仲の良さ)によって、冷却期間の長さは違います。
こちらでは、
- 「ケンカ別れ」場合に最適な冷却期間
- 「彼に振られた」場合に最適な冷却期間
- 「同棲を解消した」場合に最適な冷却期間
- 「婚約破棄された」場合に最適な冷却期間
についてお伝えします。
自分に合った冷却期間を見極めてください!
「ケンカ別れ」に最適な冷却期間は?
1日~3日程度で十分です。
むしろ、ケンカ別れの場合はこの冷却期間が長引くと逆に復縁しづらくなってしまうことがあるので、注意が必要です。
復縁しづらくなるケースは、カップルのどちらも「謝れない性格」の場合です。どちらに原因があるにせよ、「ケンカ別れ」の場合は1週間を限度に、仲直りして早めに復縁しましょう。
「男性に振られた」場合に最適な冷却期間は?
2ヶ月~半年程度の冷却期間を置きましょう。
女性が復縁したいと思うのは、ほとんどがこの「男性に振られた場合」だと思います。
振られた方は「損失回避の法則」が働き、本来持っている愛情以上に相手との関係を続けようとする性質が働きます(未練)。これは人間が生まれながらに持つ性質なので、我慢するのは難しい。
損失回避の法則(プロスペクト理論)とは、「得したい」よりも「損したくない」ことを優先し、損失を回避しようとする人間の心理的な働きです。
例を挙げましょう。下枠の文章を読んでみてください。
コイントスゲームをします。
A. 表が出たら3万円もらえる。
B. 裏が出たら2万円支払う。
このゲームに、あなたは参加しますか?
パッと見の印象、どうですか?あなたは参加しますか?
参加した方が明らかに得をすることはなんとなくわかるはずです。
しかし、そのことを頭で分かっていても「損失回避の法則」が働き、ほとんどの人は「参加しない」と答えます。3万円の得よりも、2万円失うリスクを避けるんですね。
これは恋愛でも同じ。失恋の辛さは、付き合い始めの喜びに勝ります。だから、みんなフラれると恋人にすがってしまうんです。
しかし。しかしです。
辛いのはわかりますが、ここは「将来の復縁のため」と割り切って、死ぬ気で我慢しましょう。
もしここで連絡をとってしまうと、今度は元カレに心理的リアクタンスが働き、復縁はさらに難しいものになってしまうからです。
一方的な強要や決めつけによって無意識に抵抗感を持つ心理的な動きのこと。追われると逃げたくなる性質。
ちなみに私は「ある方法」で、1ヶ月で復縁できました。もし興味があれば下の記事を読んでみてください。
「早く復縁したい」という方は参考になるかも!
「同棲を解消した」場合に最適な冷却期間
私が実際に同棲解消から復縁した時は、1週間ほど冷却期間を置きました。
同棲でずっと一緒にいたので喪失感がものすごかったですが、本気で復縁したかったので頑張って我慢しました。
旦那の方も喪失感がすごかったようで、同棲していた期間が長ければ長いほど、その傾向は強まるようです!
「婚約破棄された」場合に最適な冷却期間
最低でも半年以上は置いて、2人の関係をリセットした方がいいです。
婚約破棄された場合、復縁するのは大変です。
というのも、婚約も婚約破棄も、男性にとってかなりのエネルギーを使うイベントだからです。この場合は「一貫性の法則」が強く働きます。
男性は婚約破棄した時点で「この人とはもう終わった」と見切りを付けてしまうため、1度2人の関係をリセットしたほうが復縁する可能性は高いといえます。
婚約破棄の場合、復縁できる可能性はかなり低いかも…
冷却期間後の連絡の仕方
ある程度冷却期間を置いたら、こちらから連絡です。
最初は電話ではなく、LINEやメールで連絡するようにしましょう。何気ない会話で始めるのがおすすめです。
あれ、携帯に電話した?
元カレからの連絡がきたと勘違いしたフリをして、メッセージを送ります。
電話してないよと言われたら、「なんだ、残念(笑)」と返します。うまくいけばそのまま電話に繋げられます。
電話をワンコールで切った後にすぐ「ごめん、間違えた!」
かけ間違えのフリをして、メッセージを送りましょう。
相手の心持ち次第で、そのままかけ直してくれることがあります。かけ直してくれなくても、その後会話を繋げられます。
久しぶり!こないだ、駅前のスタバにいた?
見間違いを装ったLineの始め方です。当然、元彼は「いなかった」と答えますが、うまくいけば「そんなに俺の事引きずってんの~?笑」のような復縁系の話題を相手から持ち出してくれます。
その場合は、「そんなわけないじゃ~ん」と口で否定しつつも引きずってる雰囲気を出すと、男性は相当揺らぐのでオススメです。
復縁の可能性を高めるラインの送り方については、こちらも合わせて読んでみてください。
こちらはあくまで例(笑)なので、彼との関係に応じた連絡を送りましょう!
まとめ
ほとんどの人が「今すぐ復縁したい」と思っています。確かに元カレとの幸せな日々が一刻も早く戻ってくればうれしいのは当たり前です。
しかし、復縁したいという気持ちを我慢できず、元カレからウザがられて復縁を逃した友達を私は何人も見ています。
大好きだった彼と連絡を絶つのは本当につらいですが、冷却期間は復縁の可能性を高めるために絶対に必要です。
明日貰える1万円か、1年後にもらえる1000万円か。
目先のことを求めるよりも、その先の大きな幸せのために、この長い冷却期間を耐え抜きましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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